NPO法人フードバンク くるめ

 

  国際支援団体のオックスファムの報告では、世界では「たった8人の大富豪の資産が全人類の下位=36億人分と同じ」、日本でも「日本の富裕層 上位40人の資産は下位世帯半分=6,300万人と同じ」です。さらにオックスファムは、2019年時点で世界のわずか2,153人の億万長者(兆万長者)が持つ富は、世界人口の6割に当たる46億人が持つ富の合計よりも大きい、世界で最も裕福な22人の男性の富の合計は、アフリカのすべての女性が持つ富より大きい、とする想像を絶する報告書を2020年1月に発表しました。

 生活困窮に関する指数では、全国の相対的貧困率16.3%、ひとり親世帯54.6%、福岡県全体の貧困率24%・18歳未満の若年人口83万人のうち19万人・子育て世代19.9%、久留米市の生活保護世帯数4,739・ひとり親世帯数3,540・就学援助率25.3%・朝食欠食児7%など、格差と貧困は身近で喫緊の問題ですが、現代の貧困は外からは見えづらいです。2020年からの新型コロナウイルスのパンデミックが拍車をかけています。

  しかし、貧困は至るところに存在します。そして、一市民としてこの社会のゆがみを少しでも和らげることは可能です。そのひとつがボランティアと善意に支えられるフードバンクです。フードバンクは食品ロスと貧困の架け橋です。

 設立の2年前から、フードバンク北九州『ライフアゲイン』の原田昌樹理事長を迎え、筑後川水問題研究会、くるめ革新懇話会などで学習を深め、課題解決に市民ができる行動に移す時がきました。賛同する皆さんの総意で、2017年4月29日筑後地域に、県南初のフードバンクくるめの設立総会が行われ、食料支援活動がスタートしました。



代表あいさつ:

 私は2014年、幸い健康で還暦を迎えることができました。明治維新以来戦争に明け暮れてきた日本の近世にあって、70年を超えて戦争がなかった幸運の世代です。戦後世代の私たちは食料難こそ体験しませんでしたが、社会全体がまだ貧しかった時代から高度成長期に育ちました。この間、子どもの頃想いもしなかった科学技術の発達で、物質や情報の恩恵と、医学の進歩の恩恵により、明治時代の平均寿命45歳に比べて2倍近い寿命も与えられています。個人的にはかつての日本の低い費用と無償の奨学金で大学教育が受けられ、卒業後は微生物学の研究者として通算8年間弱(英国3年・ケニア4年・タイ半年ほか)海外で働く機会にも恵まれました。その時、現在に至るアフリカの絶対的貧困も含め、世界の格差と貧困の一片をこの目で見ることができました。

 しかし近年、発達した先進国に無縁だと思っていたこの格差貧困問題が報道されるようになり、2015年居住地域の自治会長を任されたとき、地域における見えない貧困の一端に触れ、実感しました。同年12月から始まった地元の安武子ども食堂の運営にも積極的にかかわっています。フードバンクという言葉は海外にいる時から知ってはいましたが、フードバンク北九州の原田理事長の講演会を聞く機会があり、多くの聴衆と同じように「筑後地域にもあったらいいね」と思いました。

 しかし、希望的観測だけでは収益性がまったく望めないこの事業は実現できません。そんな時、2016年末遺族年金だけで倹約生活してきた母親の死去に伴い、遺産を相続することになりました。私はこれを未来の世代への投資として、フードバンク事業の中心施設=倉庫の購入に充て、自らを叱咤し、ボランティアとして活動し、運営資金の確保、NPO法人化など困難が予想される道を敢えて歩むことにしました。

 2017年任意団体としてスタートしましたが、7年目の2023年8月2日NPO法人フードバンクくるめとして再出発しました。

  私はこう考えます。この世の中は先人たちの多くの善意=恩の先送りによって成り立っています。もちろん、先送りされたものが全てが善意ではありません。戦災、国と地方の膨大な負債、核廃棄物など無責任に後世に先送りしてきた(いる)ものもあります。しかし、多くの有名無名の人々の善意に基づいているのは事実です。多くの“恩送り”を受けてきた私たちの世代も、私たちに続く世代へ「より良い社会とその仕組みを遺す」活動にボランティアの一人として自分のできる範囲で貢献しようではありませんか。家に余っている食品をフードドライブに提供することも、立派な貢献です。(2023.12)


浦川豊彦 (NPO法人フードバンクくるめ代表理事、久留米市ボランティア連絡協議会 会長、久留米市社会福祉協議会 理事、くるめ革新懇話会 代表世話人・獣医師・医博、携帯080-6118-5285、t.urakawaあme.com:「あ」には@を入れて下さい)



(上をクリックすると結果を示す図表をダウンロードできます)1.7MB


参考書:

 

井出留美著『賞味期限のウソ』から



食品支援を希望する団体・グループとの合意書のダウンロード(2023年度NPO版):2部ご用意下さい。




メーリングリスト参加:


 フードバンクくるめの登録者グループ内の情報交換メールを一斉配信するシステム(メーリングリスト)にご参加を希望される方は、下のバーナーをクリックしてメールをお寄せ下さい。登録されると完了の返信メールが届きます。




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ホームページ開設 2017.5.9  最新更新 2024.5.12

 


 

食品ロスと貧困問題の双方向の架け橋

筑後地方における市民の善意による民間セーフティーネット


アナウンス

NPO法人フードバンクくるめ 定期活動日・倉庫の開鍵時間帯

毎週 火曜日・木曜日 午後2〜5時


通常総会は2024年4月29日に終了しました。

法人化後のゆうちょ銀行口座の名義と番号が変更されました。

城島倉庫の土地・建物所有権移転登記が完了。

NPO法人登記申請完了2023.8.2

☆ 申し訳ありませんが、個別の世帯への食品提供は財政的・配送能力的にできません。市町や校区の社会福祉協議会、地域の民生委員や主任児童委員さん、ひとり親団体など団体や支援組織を通じての支援はできます。

3つ折 リーフレット2022ができました。

(下をクリックしてダウンロード)

第41回 ボランティアフェスティバルでの掲示物

フードバンクくるめ紹介1

フードバンクくるめ紹介2

安武子ども食堂

宮の陣子ども食堂

久泉子ども食堂

栄光園子ども食堂

2020.2.16開催(クリックでダウンロードできます)

フードバンクの提供する食品は譲渡・転売禁止です。

特に転売防止用にスタンプを作りました。箱渡しの際、賞味期限等に刻印することがあります。